確認申請、ついに提出!
昨年の夏に出そうとしていた確認申請を今日ついに市役所の建設課に提出しました~
昨年持って行って見てもらっていたので大丈夫かなとは思っていたのですが、
初めての確認申請で意気込んでたのに、
最後にもう一度確認して印刷して製本して・・・・・・とやってたら、
出発前に2時間掛かっていました。
昨年の夏はまだ本格的に刻みに入る前。
刻みながら寸法を変えたところもあったし、
薪ストーブで大きい変更があったり、それに伴って間取りも変わったり、
色々変更箇所がありました。
かなり考えたつもりの間取りだったけど、
変更後の方が換気扇とか水道管の納まりとかもスッキリしていて気に入ってます。
前回窓口に持って行った時は、
来年の着工までに法改正とかがあったら、修正してまた提出しなおさないといけないですよ
とのことで、しばらく放っておくことにしたのですが、良かったなぁと思います。
業者さんが無事にそれぞれ見付かりました~
基礎を頼む業者さん、
屋根を頼む業者さん、
建て方の時の大工さん、
水道工事の業者さんが順調に決まり、
あとは仮設電気の設置をお願いする業者さん・・・・・・と思っていたら、
こちらもご縁であっさりと見付かりました~。
(あ!あと仮設トイレ!!)
順調にいったら来週から着工になります!!
色々なご縁に感謝です
ペチカを組み込んだので申請許可が難航……
4月1日(月)に提出した確認申請ですが、何点か修正箇所があり、
その週末の5日(金)には許可をもらうことが出来ず、
(期限が7日間なので月曜に出すと金曜に)
8日(月)に修正点の説明と確認申請通すのが遅れますよ、という通知の紙をもらいました。
その紙には最大5/9まで延長しますね、って書かれていました ……(長い~……)。
考えていた外壁
初めは外壁はガルバリウム鋼板、内壁はクロス、と思っていました。
でも、「劇的ビフォーアフター」であるシーンを見てから、夫婦ともに考えが変わっていました。
それは焼杉を自作していたシーンでした。
焼杉は昔から関西の方でよく使われていたそうですが、
バーナーで一枚ずつ焼き目を付けていくのかな?
と思いきや、
「三角焼き」といって、3枚の杉板(あいじゃくり加工済)を三角に組み針金で縛り、
起こした火の上に立てて、5分ほどで全面に焼き目と言うか焦げが付いて、
これが炭化層といって防虫・防腐に効果があるそうです。
(作られた方の記事→ NAKAYAMA ARCHITECTSさん☆)
豪快!!
焼き上がりに水は掛けるけどブラシでは擦らないのがポイント。炭化層が落ちるのでそのまま。
しばらくは炭が手に付いたりするそうですが。洗濯物にも注意らしいです。
ちょくちょく見掛ける「浮造り(うづくり)」はこんな感じですね↓↓
でもがっちり焼いた焼杉はこんな感じ↓↓
そしてこれを素敵に使って建てられたお家がこちら↓↓
(こちらの記事からお借りしました→Book&Bean’s cafe na My Homeさん☆)
この見た目!! かっこいい!! 黒地に映える白と化粧垂木!!
22条地域では建てられなかった焼杉の家
確認申請を提出するまでは知らなかったのですが(土地を買う時の重要事項証明書にも書いてなかった)、
我が家の土地は22条区域にあることが分かりました。
法22条指定区域
屋根不燃化区域。木造は可能であるが、屋根を不燃素材でふき、外壁の延焼のおそれのある部分は準防火構造とする。
リクシルのカーポートのカタログより
準工業地域、景観計画地域という記載はあったのですが、外壁材に木材NGとは全然考えていませんでした。
そんなこんなで、焼杉の次の候補だったガルバリウム鋼板で急遽書類を作り直したのでした。
一番大きく遅れた原因は、ペチカ
私の提出書類で何が引っ掛かったかというと
「蓄熱式薪ストーブ ペチカ」を組み込んだからでした。
(↑これよりやや幅狭いタイプ)
・薪を焚き口(写真右手の出っ張っている部分)で高温で焚き、その熱を蓄熱体(壁のようになっている部分)で循環させて、長時間にわたり熱を放出し、家を温める
・朝晩1回ずつ焚くだけで保温されるので薪の消費量も少なく済む
というものです。
ペチカに行き着いた経緯
薪ストーブやら、外断熱やらで検索している時に、
「メイソンリヒーター」というものを見付けまして。
函館の薪ストーブ屋 ファイヤピット熾壺日記
株式会社Reborn(リボーン)
蓄熱式薪ストーブの一つで、欧州ではキットで売られていてプロが施工しているとか。
北海道で検索して問い合わせてみると、
それぞれの家や建て主に合った大きさ、デザインになるので一概にいくらとは言えないが、
高くて500万、もう少し小ぶりなティッケルヒーターでも350万とのこと・・・・・・
また別のところにも聞いて、家の大きさに合ったものを見積もりしてもらうと260万・・・・・・。
下がったけど・・・・・・
下がったけど、もうちょっと何とかならないものか・・・・・・と思っていて、
メイソンリヒーターについて調べるために買った薪ストーブの雑誌(蓄熱式薪ストーブの特集号)に載っていた↓
ペチカを思い出し、検索して長野県で主に施工されているようで問合せしたところ、
「北海道まで出張費込みの総額130万円~(税別)くらい」
とのお返事。
「これだ!!」と思い、静岡にいる間に施工されている方のご自宅に、長野県まで旅行を兼ねて行って参りました
火付けには牛乳パックが良いそう。
図面も何枚か写真撮らせてもらいました。
どこが引っ掛かったのか
そして引っ越してきて、私の計画では長野で施工されているペチカをそのまま北海道でも取り入れたいと、
下から煙突までオールレンガで↓
提出したら、引っ掛かった……
北海道の条例では煙突は組積造にするなら「集合煙突」という、
陶管を入れ、鉄筋を組み、ブロックを積んでいくものにしないといけないとのこと。
(でもこれ↑、使われなくなってブロックがボロボロになったまま放置されているのをよく見る……)
よくある一般的な薪ストーブに付いているスチールの煙突だと、構造計算が必要になるとの市役所の見解。
それで進めていこうと、書かれてある基準を満たすように図面を修正しています。
市役所に提出される確認申請には薪ストーブがあるもの自体ほとんど無いようで(意外)、
更に蓄熱式薪ストーブ(ペチカ)は皆無、ってなわけで
お互いに手探り状態でした。
建築施工令には『壁付暖炉』とあるから、そもそも壁付きじゃないと
ということで、柱をずらし、後ろに壁を配置したり、
スチール煙突でも構造計算は要らない
ということで、集合煙突を止め、
煙突が組積造じゃなくなったから壁付じゃなくてもいい
ということで、一旦壁付きにしたのがまた元に戻って四周を開放できるようになったり……。
ペチカの他にも、私の勘違いや間違いで換気計算や確認申請書類もあちこち直したり、
3週間てんやわんやでした……。
そんなこんなでしたが、結局ペチカは撤回せず押し通し、
煙突はオールレンガ→スチール煙突
後ろに壁が無くても良い、ということになりました
6月上旬に長野から来てもらって施工してもらいます!!
何とか確認申請の許可が下りた! 今後の流れは
その前に建て方・・・・・・。間違いなく刻んでいただろうか・・・・・・? (多分間違いある)
そんでもってその前に木材積み込み、運搬、搬入 荷台長さ12mのトレーラーです!
これが今週末!!こちらに届くのは来週初めになります!!
発送は校長先生にお任せであります!
元々は静岡に行って積み込みも見届けるつもりだったんですけど・・・・・・
そう出来ない事情になりまして・・・・・・
到着を待ちます
木材が到着したら、建て方までに、
①変更した柱の位置をずらし、
②各材料の確認、
③土台設置、
④物置の棟上げの準備・・・・・・
と頭の中ではシミュレーションしてはいるんですけど、どうなることやら。
コメント
そうだったんですね。いろいろと大変でしたね。
でも、高価なものですね~。静岡では考えられないけど、
北海道の寒さ対策は死活問題なんですね(゜o゜)
嫁@美里住建さん
北海道でも薪ストーブはそうでもなくて、ほとんどFF式灯油ストーブなんです。
寒い分やっぱり薪の消費量も多いから、薪の準備が大変で面倒ってのもありますf(^^;
初期投資もかなり掛かるし……
でもあえて挑戦します~。物好きなので(^w^)